SUPER DESTINY BOYによる「EXECUTIVE親孝行特集」

こんにちはダメサラリーマンです。
お酒と女性が絡むと際限なく散財します。
悪い癖です。

昨日コンビニの駐車場で免許証を拾いました。
本日、駅のトイレで携帯電話を拾いました。

よく落ちてるもんですね。


さて、私、親孝行をするべく実家に帰郷致しました次第で御座います。
まず、私が考えた親孝行ですが


1. とりあえずお土産を渡す
2. とりあえず酒と食物をご馳走する
3. 仕事を頑張っているという虚偽の申告をすることで「自慢の息子」の偶像を抱かせる

1.に関してはとりあえずモンド・セレクション受賞しているお菓子でも渡しとけば大丈夫だろうって事で、安くてマズイお菓子を新大阪で買っときました。


お土産を選んでいて、ふっと思ったのですが、母方の祖父が昨年亡くなったからお土産が一個少ないのですよね。なんだか感慨深くなりました。

実家に帰り、亡くなった祖父ちゃんが住んでいた家に行きました。
知らない人が住んでいました。

偏屈祖父ちゃんと優しい祖母ちゃんとの思い出の場所は知らない人が住んでいました。
なんでも住む人がいないから人に貸しているそうです。
寂しい気もするけれども、人が住んでなかったらすぐ建物なんて傷んじゃうしね。




2.に関してですが、地元で唯一と言っても過言ではないラグジュアリー感が溢れるステーキ店に行きました。

店内に入るとタキシードを着たオッサンが席まで案内してくれて、
担当してくれたシェフ()が目の前で謎の液体をステーキにかけながら無駄に火柱を上げたり、カチャカチャナイフで肉をクルクル回したりとパフォーマンスを披露し
タキシードのオッサンが○○産の○○年物の〜とウンチクを垂れながら謎のワインを持ってくるそんなお店。

父は、まっずいワインやなぁーって言いながらゴクゴク飲んで
母は酔っ払ってトイレに吐きに行ってました。




その後、僕は父と若干(結構)年齢層の高いスナックに行き、そこでも父は「今日飲んだワインは不味かったなあー」って言ってました。
年齢層は高いですが、価格はそれに反比例しており、社会は上手い事できているんだなって改めて思いました。


その後、父と屋台でラーメンを食し、

ラーメンの後にもう一件スナックに行きました。
父はそこでも「今日飲んだワインは不味かったなぁー」って言ってました。





終始話題はワインの酷評でしたが、こういうのも有りだなって思いました。
確かに美味しくなかったし。

まぁ雰囲気だけでも楽しめればそれで十分ですね。
少なくとも僕は味の違いなんてわかりませんし。



余談ですが、霜降りってあるじゃないですか。
肉のね。
あれってね。筋肉の繊維と繊維のあいだに脂肪を纏わせることで霜降りができます。
それってどういうことかっていうと、簡単に言うと、牛に栄養価の高い食事を与えまくる事で圧倒的肥満牛を作ってるっていうカラクリだそうな。
太らせて太らせて、もう脂肪が付く場所が無くなったら、脂肪が筋繊維どうしの間に入り込むんだとか。

でもそれって穀物を大量に与えないといけないから食料問題もあるし、コストの問題もあるしでいくら飽食の時代だと騒がれていたとしても、ちょっとモラル的にどうなんだいって話もありますよね。

そこで僕が行っていた大学では、粗飼料(自然の草)による良質な牛肉生産の研究をしていました。

新技術である初期成長期における代謝生理的インプリンティング(刷込み)により、草食でも太る体質の牛をつくる。環境、食糧問題、および輸入飼料高騰の問題を解決したんだそうな。院生時代に研究施設にお邪魔させてもらいましたが、凄く興味深い話がきけた思い出があります。
ちなみにQ-BEEFといいます。
機会があれば食べてみてください。



話は戻って
3.についてですが、親には自慢の息子を演じてやろうなんて思って
当日話す際どのようなプレゼンをすれば最も自慢の息子に映るか否かのシミュレーションを綿密に繰り返しておりましたが

なんだか虚偽の申告をするのが憚れましたので
「ちゃんと朝起きて仕事行ってるよ」程度にしておきました。
頑張っているかどうかは自分で言うことじゃないしね。


2日間しか帰郷しなかったんだけどね。
父ちゃん母ちゃんっていいなぁって思いましたね。
こういうお金の使い方ならいくらでも使いたいです。


あと、母ちゃんの作ってくれるご飯が凄く美味しい。

毎日仕事後に埃っぽい部屋でモソモソとレトルトのパスタ食べてる僕には、ヒジキもオカラも大根の酢の物もサラダも、アジの開きもご馳走だった。
豚汁美味しかった。
野菜炒め美味しかった。
霜降りステーキより美味しかった。





父方の祖父母の家に行った。
祖父ちゃんが畑から降りてきた。
ジャガイモを植えていたそうだ。
「山人YAMANCHU」っていう帽子を被っていた。
「帽子山人やん」って言ったら「かっこいいやろ」って言ってた。

ここでも安くてマズイお土産を渡す。

祖母ちゃんがビチャビチャに濡れたコップに、なんか底に沈殿しているコーヒーを出してくれた。


ほんの少しの時間だったけど会えてよかった。
現在80代半ば。
あと20年くらい生きて欲しいものですね。


と帰りの新幹線の中で感慨深くなりながら考えております。

そんなことより今、新幹線「SAKURA」に乗ってます。
これが驚く程綺麗
今までこだま、ひかり、のぞみばっかりを利用しておりましたが時代はさくらですよ!!
まず、全席二列。広い。
そして木目調の肘掛が非常にEXECUTIVE感が出ている。

時代はさくらだな。さくら。





あと、デパートの一階が僕は好きです。
あそこって大概化粧品売り場になってませんか?
凄く店員さん綺麗だし、メッチャいい匂いしますやん。

EXECUTIVEですやん。