豪放磊落で行こう

どうも、うんこサラリーマンです。
小さなことが気になります、豆腐のような脆いメンタルを備えております。

豪放磊落
気持ちが大きく快活で、小さなことにこだわらないこと。また、そのさま。「豪放」「磊落」ともに度量が大きく快活で、些細ささいなことにこだわらないこと



豪放磊落にならなきゃ




最近、仕事していない時は、読書してるか
映画観てるか、飲みに行っているかのいずれかです。
本を読んでいても、映画を観ていても非常に楽しい。

だけれども、それが身になっているのかっていうのがイマイチわかりません。
友人はレビューを書くことで頭が整理されて、インプットされた内容の再確認ができるので
非常に頭に有益な影響を与えるとかなんとか言っておりました。

気が向いたらレビューでも書いてみようと思います。




毎日平々凡々な日常を送っています。


大学時代の話。

今から5年前かな。部活の後輩と飲みに行ってました。
後輩はイケメンで、頭もいいし、部活内でも天才と呼ばれ、日本武道館の常連さんでした。

僕とは生まれ持ってのスペックが異なるそんなパーフェクトな人種。



後輩とお店を出て、「次はどこで飲もうかー」なんて言ってたら。角を曲がったところで喧嘩があってたんですよ。
それが小競り合いとかいうレベルじゃなくて、一人の血だらけの男の人を、5人くらいで殴る蹴るの暴行を加えていたんです。


僕は「ぱねぇー、っっぱねぇーー!!」とか言いながら脇汗ダラダラ流しながら、見てただけなんですけどね。



後輩は一人で輪の中にズンズン入ってって、「ちょっと何やってるんですか」とか言いながら血だらけの男の人を引っペがして
見事救出しちゃったんです。

その時、まだ後輩は20歳。
僕は先輩なのにパニックになって見ていただけ。


もうね、すごく惨めな気持ちになりましたよ。
自責の念に押しつぶされそうになりました。


その後、後輩は喧嘩してた集団と一緒に警察に連れて行かれてしまったんですけどね。
僕はとぼとぼ歩いて帰りました。



イケメンっていうのは外見だけじゃなくってさ。
内面までイケメンになるようにできているのかな。
僕だって喧嘩を仲裁したい!かっこよくなりたい!ヒーローになりたい!イケメンになりたい!
ちょっと不純ですけど、そう思いました。



僕はその時の経験から、絶対に同じ後悔をしないでいいように、真のイケメンになるために

「争いごとがあったら僕が止めに入るんだ」

って思って今まで生きてきました。




が、それから五年、幸か不幸かまだケンカに遭遇したことが無く、
僕がヒーローになるチャンスは未だ巡ってきておりません。





そんなこんなで時がたち、
先日、大阪で飲んだ帰りに阪急梅田駅を歩いていると
女の人がフラフラと歩いておりました。

こりゃ飲みすぎちゃってるなぁーって思いながら見ていると
盛大にゲロを吐きはじめたんですよ。



こりゃいかんと思うやいなや、全力でコンビニに走っていました。
僕はヒーローになるんだ!僕はヒーローになるんだ!

英雄になるため水を買ってきて、女性のもとに戻りました。



もといた場所に戻ると、そこには血だらけ、ゲロだらけで地面に横たわる女性の姿。


なんでも、ゲロ吐きながら意識を失ってそのまま顔を地面に強打したそうです。
顎が割れていました。


僕は水を持ったまま、立ち尽くす。
一緒にいた友人が駅員に連絡し、救急車を呼んでいました。


しばらくすると駅員が、そして少し遅れて救急隊が到着。
「関係ない人は帰ってください」と言われトボトボ帰りました。


僕はまたヒーローになれず。水を買いにいかなければ彼女も顎を割る事もなかったんだろうか。
介抱していた友人はゲロだらけの服のまま電車に乗って帰って行きました。












そして昨日、職場の先輩と飲みに行った帰り。
時刻は午前三時すぎ。


三度現る英雄になるチャンス。



女性が地面でゲロゲロ吐いて、悶絶しておりました。

このチャンス逃すまいと、目にも止まらぬスピードで「いろはす」を購入。




でも、「僕みたいなのが声をかけたら迷惑かな」とか「下心があるとか思われたら嫌だな(英雄にはなりたいけど、女性を連れて帰ってどうかしようとかいう気持ちは無い)」とか思って
しばらくゲロ吐きまくっている女性の周りをウロウロしてタクシー乗って帰りました。




いろはすは僕の部屋の冷蔵庫の中でキンキンに冷えています。
明日会社で飲もうっと。




英雄になれる日はだいぶ遠い。