ダメリー三重県に行く

できっこないをやらなくちゃ。

そう、僕の事です。






僕、2012年に淡路島を自転車で一周するというイベントに出たんですよね。

その時に、僕は財布を車に忘れてきてしまって、無一文で淡路島を一周することを余儀なくされたわけです。
レース中は、休憩所で食べ物や飲み物を無料でもらうことができるので、餓死したり脱水症状になることはないのですけどね
僕はね、僕はどうしてもコーラが飲みたくなったんです。


そんな時、一人の救世主が現れたわけです。
無一文の僕にコーラをご馳走してくれた神様のようなお方。


僕はね、今でも思うよ。
完走できたのはあのコーラのおかげだと。
コースは全行程150km。僕がコーラをご馳走になったのは60km地点。
もうね、ちょうど心が折れて「死にたい死にたい死にたい死にたい」って考えていた頃ですよ。


僕はね、昔から運動により生じた乾きはビールかコーラでなければ潤すことができないと信じているんですよ。

中でもコーラには僕なりの想いがあってね。



僕は小学生から大学院まで、人生の半分以上を柔道に捧げてきたわけです。
練習でヘロヘロになった僕を道場まで車で迎えに来る母ちゃん。僕は当時中学生。
お母さんに「コーラ買って」ってお願いするの。

そしたらお母さんは僕に100円くれるの。

僕は500mlのコーラを買って、一気に飲むわけ。
その時の爽快感ったらないよね。

結局気持ち悪くて家に帰ってからゲロ吐くんだけどね。




試合の時も僕はコーラに何度も助けられた。
僕は持論があったんですよ。

減量でヘロヘロになった僕の体に効率よくエネルギーを吸収させるには。。。

そう、コーラ。


僕は炭酸を抜いたコーラとブラックのコーヒーを混ぜた特製ドリンクを作って、毎回試合前に飲んでから畳に上がっていました。


コーラが体中を糖分で満たし、コーヒーのカフェインで体を興奮状態にする。
たいして戦績をあげることはできなかったけれども、
この特製ドリンクがなければもっと悲惨な成績になっていたと思います。

この話を友人知人にすると「ミルクと砂糖入りの珈琲飲めばいいじゃん」って言うんだけどさ。
そんなんじゃねぇんだよ。
そんなチッポケな話じゃねぇんだよ。

そう、僕は今まで何度もコーラに助けられてきたんだ。
修士論文書いてる時も、僕はコーラ飲んでタバコ吸ってコーラ飲んでタバコ吸ってを繰り返していました。






そんなこんなで僕が淡路島でご馳走になったコーラには120円以上の価値があったわけです。

ということでね、僕は恩人にコーラ(恩)を返しに行ったわけです。




恩人の住まいは三重県伊勢市
僕が住んでいるところから150kmあります。
偶然にも淡路島一周の距離と同じ。これはDESTINYだ。



大して思い入れもない愛車YBR125にまたがり、さぁ出発だ。

125CCの原付二種。ようは原付に毛の生えたような奴。というか原付。
褒めるべき点は燃費がいいくらい。
僕は150円でペットボトルの飲料を飲んだところで2-3km走ったらへばっちゃうけれども
こいつは150円分ガソリンを入れたら50km以上走ります。

会社のバイク乗りには馬鹿にされるし、確かに遅いし、高速は乗れないし、鳥の糞が現在2ヶ所かかっているけれども
いいんです。走れば。



夕方出発したんですけどね。
時速60kmで150km/60km/h=2.5時間で到着やなって思ってたんですが
10kmくらい走ったところで心が折れましたね。


もうね、寒いの。

寒いとかじゃないくらい寒いの。
痛いし、震えが止まらない。

四枚着ていくか三枚着ていくか迷って、
アホだから三枚しか服を着て行ってなかったんだけどさ

四枚だろうが五枚だろうがあまり変わらなかったと思う。




コンビニに避難しても震えが止まらないし。
ホットの缶コーヒーが痛くて持てないわけ。

寒すぎて歯も痛くなってくるし。




信号で停車する度に前の車の排気ガスを浴びて暖をとっていました。
んでもね。それも30km地点くらいまで。


30km地点くらいから100km過ぎくらいまでは信号は愚か街灯すら存在しない道が続きました。
信号も10kmおきくらいしかなかったと思う。



↑ずっとこんな景色。





山超えに差し掛かり、ふと電光看板を見ると-1° 凍結注意の表示。


携帯を見るともちろん圏外。

もうね。とりあえずオシッコしましたよ。
オシッコして落ち着こうと思って。オシッコ。


湯気がすげーんだ。オシッコ。
そしてオシッコしながら観る星が綺麗な事。
街灯も全くないから星がキラキラしてんだ。

女性の体は宇宙のように果てしなく、そして神秘的である。
将来の人類の進歩のために宇宙への探究心を持つ義務があるように、
女性の体についても日々探究していく。
これも、子孫繁栄という使命を持つ人類すべてへの義務である、と思うのです。


そんな感慨深い気持ちでオシッコしながら、ふと見ると道路が凍ってんだ。


もうね。こんなところですっ転んだらさ、事故で死ななくても
そのまま凍死しちゃうんじゃないかなって思ったわけ。




だから僕は時速30kmくらいで走りましたよ。
そしたらさ、風も和らぐでしょ。
速度が10km上がると体感温度は1°下がるらしいよ。




そんなこんなで5時間かけて三重県伊勢市に到着。
身も心も冷え切っていた僕に恩人は風呂に入れてくれて、とんかつまでご馳走してくれて、家に泊めてくれました。


もう。感謝しても感謝しきれませんね。

次の日、別れ際にコーラを渡して帰りました。
これが俺のDESTINY
















今日は給料日でした。いつも気がついたら給料日がくる。

先月の給料日から一ヶ月しかたってないし、間にボーナスを挟んでるからさ。

30日間で給料×2とボーナスという巨万の富をお恵みいただいているわけ。



もうさあ、お金もらう資格ないじゃないかって思うよね。
もっともっともっともっと頑張らないとデキリーにはなれない。





なんかさぁ、今日先輩と仕事終わりにラーメン食べてて
「仕事にポリシーってある?あ、いや冗談じゃなくて真面目な話な」って言われて、僕「ないです」って答えちゃいました。

先輩はすげー仕事できるんだよ。
先輩には僕のミスのケツ拭きも沢山してもらっているし
先輩の足元にも及ばない僕は

「やる気と元気だけは誰にも負けません!心が折れなかったらどんだけだって頑張れるんです!」とは言えなかったなぁ。


でも本心はそうだ。
「体は無理が効くんだ。でも心は無理が効かない。でも心が折れなかったらどんだけだって無理が効くんだ。俺の心は絶対折れない」
これが俺のポリシー。

まだ先輩の求める水準まで達していないんだろう。
人に迷惑かけてんのに「心は折れないんでいつか必ず大成します」なんて言えねぇよなぁ。







明日はなんとかなると思う馬鹿者。
今日でさえ遅すぎるのだ。
賢者はもう既に昨日済ませている。
チャールズ・クーリー


これ僕が好きな言葉。








大成すんだから。
加速度的に成長してんだから。
オレは二次曲線だからよ。

ぐいーーーーーーーーんって成長すんだからよ。


デキリーになんだからよ。




デキリーになんだからよ!!!!!!!!!!


デキリーになんだからよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!