青い鳥症候群 〜転職を考えている人々へ〜
じゃんぼ!(こんにちは)
標記についてですが、
メーテルリンクの「青い鳥」という作品をご存知ですか?知らない人のために以下簡単にあらすじを。
貧しい家に育ったチルチルとミチルの兄妹は、幸福を招くという青い鳥を求めていろいろな国に旅に出かけます。しかし、結局どこにいっても青い鳥を捕まえることができすに家に帰ってきます。二人は疲れ果てて眠り、夢から覚めると、なんと家で飼っていた薄汚れたハトが青い鳥になりました。
実はこの話、調べてみると続きがありました。
原作では結局青い鳥は逃げ出してしまってバッドエンドで終わるらしいのですよ。
この物語にちなんで、現在の職場に不満を感じ、「もっといい職場があるはず」「自分の能力を活かせる仕事があるはず」と、理想の職場を求めて転職を繰り返す人のことを”青い鳥症候群”と呼んでいます。
僕の友人知人にも青い鳥症候群の人間がいます。
一度だけでなく、二度三度転職を繰り返すのです。
彼らは口々にこう言います。
「やりたい事じゃない」「今の会社に未来はない」「この転職しようと思っている会社こそが僕の求めていた会社なんだ」
僕はね、青い鳥症候群について少しだけ調べて見たんですよ。
そしたらね、「青い鳥症候群の若者が増えているのは、就職前の企業と学生とのマッチングが足りていないことが原因」って書いてる人もいました。
でもね、本当の原因はそれでは無いと思うのです。
ただ単に、根性なしなだけだと思うのですよ。
転職すればやりたいことだけやって十分なお金もらえるなんて思ってるのかな?
お金を稼ぐってね、きっとキツイ事なんだよ。大変な事なんだよ。
彼らの言っている「やりたいこと」って言うのが、僕には「楽して仕事したい」「苦労せずお金稼ぎたい」に聞こえて仕方ない。
楽しく稼げる仕事はあると思う。
でも「楽でお金稼げる仕事」は無い!
そう断言できる!
万が一あったとしよう、楽でお金も十分に稼げる仕事が。
でもね、そんな激レアな仕事にありつけると本当に思ってるのかな?
お父さんお母さんはしっかり働いてお前を育ててくれたんじゃないの?
転職繰り返してたかな?
愚痴ばっかり言ってた?
もう少し頑張ろうよって思う。
新しい職場は本当に君が満足のいく職場なのだろうか。
僕が初任給をもらったとき、同期と親に何を贈るかって話をしていたんだけど
「僕は何も贈らない」って男の子が一人がいたんだ。
彼曰く、親に初任給で何かを買ってあげるよりも
「絶対親に仕事の愚痴を言わない事」って言うのが社会人として最大の親孝行なんだって
社会人になったんだし、転職繰り返したり、仕事の弱音を吐いて親を心配させるような事は絶対しない。
これが僕ができる最大の親孝行、今まで育ててくれた礼は口頭で伝えるよって
僕はね、彼のことを凄くカッコいいなって思ったよ。
その話を思い出す度に、僕も頑張ろうって思う。
楽な方に流れてもいい事なんてない。頑張ろう。